安心暮らし支援システム(Pulse analyzer)
●Pulse analyzerとは?
常時、脈拍の測定及び通信が可能な機器である。
常時脈拍測定を行い、内部無線ラン(家庭、企業、単体等)、携帯電話(CDMAシステム)、GPS等の通信手段を利用して、本人は勿論、家族や医療機関、民間の単体、行政機関(ヘルスケアーセンター)等がデータを共有することが出来る最先端の通信・情報システムである。
●一人暮らし年寄りの増加及び孤独死の現状
日本の高齢人口(65歳以上)比率は2008年9月15日現在22.1%(2819万人)で、2020年27.8%(3456万人)、2025年には28.7%(3473万人)と超高齢化社会に進入すると統計局は推計している。
東京都の資料によると、東京23区部での平成15(2003)年における一人暮らしの突然死は4,125人である(正確には、事故死と死亡が全く予想されない病死の合計)。同年の東京都区部の死亡総数は約6万人であるから、一人暮らし者が、事故や病気で突然に死亡したり、あるいは死後に自宅で発見されるケースが、平時においても東京都区部の死亡者全員の6%に達している。これは、かなり身近な事態と言えるだろう。自宅における死亡に間しては、65歳以上の老人についてのみデータが把握できる。一人暮らしの老人のうち自宅で亡くなった者は1,451人であり、その大部分は病死であった。彼らの発見者については、家人(40.6%)、保健福祉(14.0%几隣人(10.6%几知人(9.9%)などであり、一人暮らしといっても、自宅を訪ねる人が周囲に多くいたことがわかる。しかし管理人(14.5%)、警察官(4.8%)など、孤独死を窺わせる人数も存在する。
●一人暮らし年寄り(独居老人)の孤独死対策
最近、東京都のみならず、日本全体で孤独死が増えるなかで、地方自治体や企業が努力し、安心暮らし(孤独死)の対策を行っています。
予算及び人的な問題がある中、実験的にCCDカメラやお湯ポットを利用しているのが現状である。
Pulse analyzerはCCDカメラによる遠隔監視を行う際の個人のプライバシ保護やお湯ポットによる使用時の状況は把握可能であるが、常時の状況把握や個人のプライバシ保護の観点において画期的樂システムである。
Pulse analyzerは24時間、いつでも、どこでも本人の生存状況や緊急時のアラム伝達システムにより緊急対応が可能なため、孤独死の防止や安心暮らしが可能になるシステムである。
●Pulse analyzerのモデル
1 HOME system(家庭及び施設内の無線ランシステム)
このシステムはPulse analyzerを着用した対象者が無線ランを通じ、単体及びヘルスケアーセンターに順次データを送り、家庭、企業、単体等が対象者の生存有無や健康状態を把握することが出来るシステムです。
2 CDMA system(携帯電話連動システム)
このシステムはPulse analyzerを着用した対象者がCDMA(携帯電話)を通じ、単体及びヘルスケアーセンターに順次データを送り、家庭、企業、単体等が対象者の生存有無や健康状態を把握することが出来るシステムです。
3 GPS system
このシステムはPulse analyzerを着用した対象者がGPSを通じ、単体及びヘルスケアーセンターに順次データを送り、家庭、企業、単体等が対象者の生存有無や健康状態を把握することが出来るシステムです。
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