<概要>
SCゼット工法は、従来の高圧噴射撹拌工法をさらに進化させたもので、超高圧水・圧縮空気・超高圧硬化材・反応材が独立して通る4重管構造のロッドを用います。地盤の切削に使う噴射水と地盤を硬結する硬化材の圧力は50〜60Mpaに超高圧化し、改良体のゲル化と強度発現が早期に得られるように、硬化材とともに反応剤を噴射します。
<特徴>
@コスト・工期の削減
地盤の切削に使う噴射水と地盤を固結する硬化剤を50〜60Mpaに超高圧化して噴射し、総噴射量を少なくしたことにより、φ3.5m以上の大径改良体の高速施行と廃泥量低減を同時に実現しています。このため、従来工法に比べて、最大でコスト35%、工期40%の削減が可能です。
A既設構造物の基礎強化に最適
反応剤によって、改良土の強度が数時間で発現します。これにより、地盤改良後の地盤が緩い状態は、極めて短い時間で解消されるため、既設構造物補強での適用においてその構造物への悪影響もほとんどありません。
B高品質で、環境に優しい
早期ゲル化により排泥にセメント分が混じらないため、硬化材のロスが少なく、従来工法より圧縮強度が2倍程度上回る高品質の改良体が造成できます。また、河川や海岸近傍での地盤改良においては、廃泥に混じったセメント分の流出の懸念もなくなり水質保全に役立ちます。
<施工手順>
<SCゼット工法専用ポンプ>
<SCゼット工法の適用例>
|